海外インターンシップ1(入門編)体験談

文学部文学科英米文学専修2年次 根岸 楓香さん

2023/07/04

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

グローバル教育センターの「海外インターンシッププログラム」は形態の異なる3タイプを展開しています。今回は、1~2年生もチャレンジしやすい入門編のプログラム「海外インターンシップ1」の参加者体験談をご紹介します。

根岸 楓香さん(NEGISHI FUKA)

グループワークにて(中央が根岸さん)

  • 所属:文学部文学科英米文学専修2年次(プログラム参加時:1年次)
  • 参加プログラム
    全学共通科目総合系科目「海外インターンシップ1」
  • 渡航先:オーストラリア ブリスベン
  • 実習期間:2023年2月(8日間)および事前研修?事後研修
2022年度「海外インターンシップ1」実施概要

◇参加のきっかけや目的を教えてください

留学に興味を持ち始めた時期にこのプログラムを知り、海外経験のない自分にとって短期間の団体渡航であることや、語学レベル問わず意欲さえあれば参加できるという点などを知り、チャレンジしてみたいと思いました。現地研修の内容も他ではできないような経験ができそうだと感じ、興味を持ちました。大学生になってから、周りの英語力の高さや留学経験などを知り、自分の今の力に対して不安や焦りを感じるようになり、このまま大学生活を過ごしても成長できないのではないかと思っていたので、自分が変われるきっかけにしたかったのも理由です。

とにかく初めての海外で新しい世界を知る、自分の今の力を知る、何か新しいことへの挑戦をしてみるというのが目的でした。将来についてもやりたいことや目標を持てていなかったので、自分自身と向き合うことや色々な人と関わって自分の世界を広げたいと思っていました。

◇今回のインターンシップ実習での取り組みについて教えてください

現地研修では主に、現在オーストラリアで働いている方々への社会人インタビューと、政府機関への提案プレゼンの二つを行いました。参加者は三人グループに分かれ、その三人でインタビューにもプレゼンにも取り組みました。

社会人インタビューでは各グループが職種もバックグラウンドも様々な四人の方のお話を聞きました。私のグループは現地企業や政府機関等に勤務している日本人やオーストラリア人の4名へインタビューをさせていただきました。また、インタビューはオフィスへの訪問やランチミーティング等形式も様々で、堅苦しくならずに楽しくお話をうかがうことができました。

観光局でのプレゼン

政府機関でのプレゼンテーションはデジタルマーケティングに関する課題に対してグループごとに話し合い、実際にオフィスを訪問し提案させていただきました。各チームで全く違う課題へのアプローチの仕方やアイディアがあり、互いに刺激を受けながら準備に取り組み、実際にオフィスで自分たちの考えが伝わるように工夫を重ねてプレゼンできたのもとても良い経験になりました。

◇印象に残っているエピソードを教えてください

社会人インタビュー

社会人インタビューの振り返りワーク(左)、社会人インタビューにて

社会人インタビューで印象的だったのは、日本とオーストラリア双方で勤務経験がある方々から、国ごとの働き方の違いやワークライフバランスについて話を聞くことができたことです。また現地でのオフィス訪問、ランチインタビューなどではオーストラリアで働く方々の様子を実際に目にすることができたのもとても良い経験になりました。

インタビューもプレゼンも三人チームで取り組んだので、準備段階で意見がぶつかることやなかなか上手くいかないこともありましたが、限られた時間の中で全て自分たちで考え、話し合い、解決しなければならなかった経験は、大学で普段は経験できないような貴重な機会になったと感じています。

シェアハウスでのウェルカムパーティー

実習以外の時間もとても印象に残っています。今回の滞在はシェアハウスという形だったので、共に参加した立教の学生達と大学で学んでいることや将来について、またインタビューの感想など毎日様々なことを話し、ほぼ初対面にも関わらず濃い時間を過ごすことができました。また、オーストラリアの大学生とそのお母様が共同生活に参加してくださったので、英語でのコミュニケーションの経験にもなりました。何度か観光地も案内していただき、プレゼンテーションに向けた準備で大変だった中でも、オーストラリアでしかできない楽しい思い出をたくさん作らせてくれました。

◇プログラムを通じた学びや気付きを教えてください

今回のプログラムに参加して身をもって感じたのは、行動を起こす大切さとその場で実際に目で見て感じることの大切さです。目標や計画があっても、実際に何か行動に移さないと何も変わらないと感じ、今の自分を変えたいという思いから思い切って応募してみましたが一歩踏み出してみて本当に良かったです。

そして今まで海外へ行ったことのなかった自分にとって、現地へ行くことができたのはとても大きな経験になりました。文化の違いや、英語での会話の難しさについて話に聞いたことはありましたが、全て実際に行ってみて初めて分かることで、今回のプログラム参加を通してオーストラリアの街や人々の様子、自身の英語力などを肌身で感じることができました。社会人インタビューにおいても今までの自分の中の固定観念や価値観が覆されることがとても多く、自分で確かめる大切さを学びました。勝手に自分の中で決めつけたり、やってみる前から諦めたりするのではなくてとりあえず挑戦してみることを大事にしようと思いました。

◇今回のプログラムを経験して感じた自身の成長や変化があれば教えてください

参加前の自分を振り返ると、常に課題に追われ気付いたら一年生終盤になっていたという感じでした。サークル活動や語学学習なども特に頑張っていなかった自分から、このプログラムを通していくつか学校生活での目標やモチベーションも得られ、大学生のうちに学内やアルバイト、私生活などで様々な環境やコミュニティに足を踏み入れてみようと考えるようになりました。

ワークにて

またオーストラリアでたくさんの人から話を聞いたことで、動く前から諦めることが多かった以前の自分から、「とりあえずやってみよう」「案外大丈夫かもしれない」というような前向きな気持ちで新しい事へ挑戦できるようになり、今でもそれが一番大きく変化したと感じる自分の考え方です。心境面の変化だけでなく、帰国後にいくつか行動に繋げることができました。オンライン英会話に申し込んでみたり、新たなアルバイトを見つけたり、友人の紹介で以前から少し興味を持っていたサークルに入ってみたり、とりあえずやってみよう精神で様々なことを始めてみました。二年生の履修登録の際も、今までは「自分には無理だろう」と思って諦めていたような授業を取ってみたり、自分のやりたいことや興味のあることを尊重して履修を考えられたりと、自身の成長を感じました。

◇今後の目標を教えてください

今後は大学生活の中で、目標に向けて色々なことに挑戦しながら自分の興味のあるものや好きなことを見つけ、将来について徐々に具体的に考えられるようにしたいです。今まで自分と向き合う時間があまりなかったので、一日を大切に過ごし自分自身について知る、考えることを意識して過ごします。このインターンシップの経験から、様々な人と関わることで新たな価値観を知ることができたり自分の世界が広がったりすると感じたので、自分から積極的に行動を起こしていきたいです。

また、語学力の向上も大きな目標です。英語はもちろん朝鮮語の授業も継続して履修しているので、世界で色々な人とコミュニケーションが取れることを目指して学習を続けたいです。二年生になってからはグローバルラウンジで開催されるイベントへの参加や同じ授業に出席している留学生との会話を通して英会話を積極的に実践できるようにしているので、自信を持って英語を話せるようになりたいです。

◇今後、本プログラムへの参加を検討する学生に向けてメッセージをお願いします

メンバーとの記念撮影(右から3番目)

参加の目的や目標は人それぞれなので迷っていたら参加することを勧めたいです。

正直に言えば渡航前は自身の英語力に自信を持てず不安でした。一緒に参加した学生はみんな私から見れば十分に英語を話せていて、オーストラリアに到着した初日にはさらに自信を失くしたり、やっぱり私には難しかったかなと思ったりしました。しかしせっかく来たからには自分なりに工夫して一週間を過ごそうと決意し、その後は流暢に英語が話せなくてもまずホストマザー達に話しかけてみたり、一人で街で買い物してみたり、社会人インタビューでもとにかく知っている単語とジェスチャーで自分の考えを伝えてみたり、と時には周りの人達に助けてもらいながら自分が成長できる機会を自分からたくさん作るようにしました。

結果として、一週間という短い期間でも渡航する前と後では本当に変われたと感じています。今でも英語を話せるとは言い難いですが、何よりこの経験が色々なことのきっかけとなってくれました。参加前には周りから「英語力向上につながるのか」と心配もされることもありましたが、どんなに短い期間、環境でも自分自身の行動?工夫?考え方次第で成長できると思います。私は上記の通り、このプログラムでたくさんの学びと成長を得ることができました。

現地での実習内容も、他の留学とは一味違い貴重な経験になると思います。“インターンシップ”という名前に構える必要は全くなく、何かに挑戦したい思いや自分を変えたいなどの思いを持っていれば誰でも成長できるプログラムだと思うのでぜひ前向きに考えてみてください。

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

RIKKYO GLOBAL

2024/11/05

国際社会への貢献を目指して「美と平和の親善大使」に。学業もチ...

2024準ミス?インターナショナル日本代表、異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科2年次 齋藤えまさん

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。